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2011年5月16日 (月)

小岩賃貸 21日相場見通し アップルの好決算が追い風、電力供給力アップも好材料

20日の米国株式市場は大幅続伸、NYダウは08年6月5日以来、約2年10カ月ぶりの高値を付けた。VIX指数(恐怖指数)は同0.76(4.80%)安の15.07と、2008年の金融危機後の最低を更新し、07年7月13日以来ほぼ3年9カ月ぶりの低さとなった。インテルの1~3月期決算が市場予想を上回ったことが好感された。また、3月の中古住宅販売件数は年率換算で510万戸と、前月比で3.7%増加し、市場予想の500万戸程度を上回ったことも好材料となった。

 NY円相場は対ドルで横ばい、対ユーロでは続落した。NY原油先物相場は上昇。NY金先物相場は6日続伸。6月物は一時1トロイオンス1506.5ドルまで上昇し、4日連続で過去最高値を更新した。シカゴ日経平均先物(円建て)は9680円大証清算値比70円高だった。

 通常取引終了後、アップルが発表した1~3月期決算で売上高や1株利益が市場予想を上回ったことで、米東部時間20日夕刻のGLOBEXで米ナスダック100先物が上げ幅を拡大している。これは本日の日経平均にポジティブに作用し続ける見通し。

 日経平均の想定レンジは9600円~9800円程度。アップル関連(スマートフォン、タブレットPC関連)が物色されそう。また、原油や金が上昇しており、資源・エネルギー関連も引続き人気化しそう。そして、電機各社がLED照明事業を拡大すると報じられ、同関連株にも物色の矛先が向かうだろう。

 なお、東電 <9501> は、7月末の電力需要のピーク時に現状の計画より電力供給力を約300万キロワット引き上げ5500万キロワット前後とする方向で調整に入ったという。これは日本経済にとってポジティブな材料であり、当然日本株のサポート要因となる見通しだ。

 外資系証券(9社)の寄り付き前の注文状況は、売り1440万株、買い1620万株、差引き180万株の買い越しと観測。2営業日連続の買い越し。金額(9社)は、売り196億円、買い169億円だという。

 本日の外資系の特徴は、米国系証券、欧州系証券ともに買い越しの会社が目立つ。セクター別では、売り:電機・銀行・自動車・証券・機械・小売・不動産・建設・通信・食品・ゴムなど。買い:自動車・化学・商社・海運・機械・銀行・証券・電機・小売・石油・電線・不動産・その他金融・情報通信など。(編集担当:佐藤弘)

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